それでも、日本人は「戦争」を選んだ
評価 : (5.0点)

中高生へ向けた5日間の集中講義で日本の近現代史、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変と日中戦争、太平洋戦争を考える。"時々の戦争は、 国際関係、地域秩序、当該国家や社会に対していかなる影響を及ぼしたのか、また時々の戦争の前と後でいかなる変化が起きたのか、 本書のテーマは個々にあります"(本書p.8より)。p.380、水野廣徳の「日本は戦争をする資格がない」(1929年)はまさにその通りだったのではないか。中国や列強の視点にも積極的に触れており、考え方の勉強になった。


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