リヴィエラを撃て〈上〉 (新潮文庫)
評価 : (4.0点)

私の人生を変えた本のひとつ。
こんな悲しい物語があっていいのかと思う。でもそれでもきっと幸福はあるのだと信じたい。この一冊で、私にとってのサントリーホールの意味も変わりました。

警視庁キャリアの警視手島は、ある外国人男女の死亡事件に遭遇する。死亡した男女の家にあったLPは、ピアニスト、ノーマンシンクレアのものだった。
そして舞台は時代をさかのぼったイギリス:ベルファストへ。シンクレアと深いかかわりを持つ、少年、ジャックモーガンは、IRAのテロリストに成長する。
IRA、CIA、FBI、そして日本の公安、ひいては政治の中枢を巻き込んで、物語は展開してゆく。


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