マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)
評価 : (4.0点)

高校3年の春、これを読まなければ、絶対に今の私はいなかったと断言できる。職業選択にも深い影響を与えた。

警視庁捜査一課7係。若き合田雄一郎刑事シリーズ第一作。直木賞受賞作品。なお、文庫版とハードカバーではかなり内容が違います。(しかも講談社文庫と新潮文庫ではまた少し変わっている…。)

雪山で、一人の男の死体が見つかった。
その殺人容疑をかけられた初老の男。記憶があやふやなまま、男は殺人犯として送検されてしまう。

そして数年後、合田雄一郎はとある殺人事件の捜査に当たる。まったくかかわりのないはずの事件は、やがて過去の岩田の事件に重なってゆき・・・。
MARKSとは何か。MARKSとは誰なのか。
やがて合田は雪山へ向かう・・・


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