肉弾時代―併録「肉弾人生」嫁売ジャイアンツ篇 (QJマンガ選書 (13))
評価 : (5.0点)

本編は三島由紀夫を、おまけはジャイアント馬場を、それぞれモデルに描いたセミドキュメント劇画です。
しかし、劇画的脚色が凄すぎて、三島なんてあのお屋敷で3Pキメた後に、素肌にライダースーツを着込んでバイクに乗って行っちゃうんです。
本人そのものを描いたというより、巷の人が抱くイメージを具象化しましたよ、といった感じの作品ですね。笑うつもりで買ったら真剣に読んでしまいました。馬場編もすごい。
これと「聖マッスル」と「女犯坊」の三作はどれもQJ漫画新書というのから出ていたので、体裁が揃っていることもあり、己の本棚では並べて置いておくのがジャスティスです。大抵、遊びに来た友人の笑いを取れます。本棚に遊び心を。その隣は「藤子F不二雄SF短編コンプリート版」全8巻辺りにしておくと更に効果が上がるようです。


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