ザ・ムーン (1) (小学館文庫)
評価 : (5.0点)

ジョージ秋山との出会いですね。
ある日、突然大金持ちの屋敷に導かれた子供達が「君たちに無敵のロボットをあげるから、君達の好きなように使いなさい」と言われて困る、というお話です。
時同じくして、社会には様々な悪を働く団体が跋扈するようになり、少年達は場当たり的に戦っていくわけですが、最終的には宇宙人まで出てきて、地球全体の命運まで任されてしまうわけです。
子供たちの念じる力によって動くロボットを、より正確に強力に操作する方法を編み出すんですが、それが「般若心経を唱えること」なんですね。戦闘が始まると同時に「摩訶!」と唱え、以降ロボットのアクションの背後に連綿と続く筆文字の経文には迫力があります。
曹洞宗の高校に通っていたので、クラスの友人に貸したら、この「摩訶!」の真似が割と流行りました。


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