乙女の教室
評価 : (3.0点)

美輪明宏の美意識に溢れた一冊。

女性としての品格をあげるための各種指南が書かれている。

とは言っても、特に小難しいことが書かれている訳でもなく、人としての基本をわきまえ、その上で美意識を養うために上流のものに触れなさい、という内容。

高級なものを持て、ではなく、上流のものに「触れなさい」という所が要。

美術館、クラシックコンサート、それすらムリなのであれば、CD、ネットと今は触れるための手段が多々ある訳で。

背伸びをして無理をしても、分不相応であるがために品格には繋がらない。

分相応でかつ誇りを失わずに、という話。

・・・とは言え、正直な所「これ全部完璧にこなして生活送るのはムリです」と言った感じ。

ただ、背筋が伸びる一冊であることに間違いはない。

タイトルが「乙女の~」なだけに手に取りにくいかも知れないが、「人としての基礎」について書かれているので、男性も呼んでみると良いと思う。

(さらっと読めるので図書館や本屋などで立ち読みででもどうぞ)


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