転生 (講談社文庫)
評価 : (4.0点)

チベットのラマのミイラが生き返るという奇想天外な設定だけれど、元公務員で行政の建前と現場の本音を知り尽くしている著者が、チベット自治問題を絡めて、シリアスなネタをコミカルに描いていて、面白いです。
解説の夢枕獏がこんなこと書いて、篠田節子は中国への入国を禁止されやしないかと心配していたりします。
こういう物語って、タグ付けに困るなー。SF?ともちがうし、ホラーじゃないよね?うーん


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