精神医療に葬られた人びと (光文社新書)
評価 : (4.0点)

現代日本に確かに実在する、隔絶された世界。未知の世界だったが、内容のインパクトの強さで、一息に読み切ることができた。

「病や障害をもつ人びとが生きやすい社会は、普通な人びとにとっても生きやすい社会」
日本では過去10年、年間で自殺者数が3万人を下回ったことがない。
そのことと、精神医療の現場の惨状は、無関係とは思われなかった。

精神医療の現場は、隔離され、あちらとこちら、別々の問題になっている。
見えないからといって、ない訳ではないのね。


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