ツイート
洛中洛外屏風などをみると、群衆の中に不思議な格好をした人がいる。高ゲタを履いた人、頭巾を被った人、坊主頭の人、獣の皮をまとった人などなど。そういう人たちは一体何を生業とし、社会のシステムにどのように組み込まれていたのか? 網野善彦の歴史観に出会って、権力者の歴史から外れた歴史の存在を知った。絵の中のちょっとした手掛かりを起点に、いまでは失われたり意味が変化して行った行動や生活、風俗が明らかになっていく。そういうことを知るのが快感。 この本では、南北朝時代の異形の人達のことが書いてある。あと、京極夏彦の狂骨の夢に出てきた、立川流もちょっと出てきているよ。
洛中洛外屏風などをみると、群衆の中に不思議な格好をした人がいる。高ゲタを履いた人、頭巾を被った人、坊主頭の人、獣の皮をまとった人などなど。そういう人たちは一体何を生業とし、社会のシステムにどのように組み込まれていたのか?
網野善彦の歴史観に出会って、権力者の歴史から外れた歴史の存在を知った。絵の中のちょっとした手掛かりを起点に、いまでは失われたり意味が変化して行った行動や生活、風俗が明らかになっていく。そういうことを知るのが快感。
この本では、南北朝時代の異形の人達のことが書いてある。あと、京極夏彦の狂骨の夢に出てきた、立川流もちょっと出てきているよ。