裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)
評価 : (5.0点)

この地震からこの方、親しい人々に不幸が続いたりと、考えさせられることも多かった半年、仕事仕事もいいけれど、それだけでは人間としての幅が広がらないなぁ・・・と思った私は、新たな趣味、しかもメディアの不要な趣味を持とうと思った。候補はいくつもあったけれど、そのうちの一つとして考えたのが裁判傍聴。そんな中、この本を見つけて趣味を始めるにあたって参考にしようと読んでみた。

もともと事件のルポなどは読むのが好きで、世間を震撼させた事件について書かれた書籍や雑誌、サイトには目を通す性質なんだけど、そういう有名な事件以外にも、人間存在の不可思議さを教えてくれる事件はいっぱいあるということに、改めて気づかされた思い。

思ったよりも裁判所がオープンな空間であるということもよく理解することができた。惜しむらくは平日という制約があるため、なかなか傍聴に行く機会がとれないことである。忘れぬうちに行かねばなるまい。

'11/10/29-'11/10/30


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