マアジナル
評価 : (4.0点)

大好きな田口ランディの小説。

登場人物が多くて、それぞれの視点で話しが進んでいくから、読んでいてちょっと疲れた。
ていうか、いつかもう一度読み直したい。

UFOとか、宇宙とか、スピリチュアルとオカルト、宗教観とか、命とか、そういった辺りの話。すごく面白かった。

「量子理論的にはその女の子も、あなたが確認するまで半分生きていて、半分死んでいるってことよ」
「量子ってなんですか?」
「量子は現象を表す言葉なの。あなたは、私が見た瞬間にあなたという存在としてぎゅっとそこに形成されるの。でも、私が見てないときは、散ってるの。すべてそう。」

私は理系じゃないし、物理とか難しすぎて縁遠く生きてきたけれど、大人になってみるとそれがスピリチュアルな話と通じていることや、スピリチュアルな話が宇宙の法則と通じていることも、薄々感じてきたことを認識する。

UFOを見たとか、宗教があるとか、日本ではなかなか受け入れられない分野だけど、若い頃ならともかく、上辺だけの浅い感覚で否定するのはかっこ悪いなぁと思った。まぁヘンなのも多いから一緒くたにしてしまうのだろうけど。

とにかく!えっと、正直ちょっと難しくて理解しきれていないけど、すごく面白かった!興奮した!だから何度も読み返したいなと思う。


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