評価 : (4.0点)

タイトルが醸し出す自己啓発臭にはちょっと引くけど内容はすばらしい。

誤解を与えがちなタイトルだけど日常仕事をたのしむためのハウツー本ではなく、
どちらかというと一攫千金を手に入れるために起業しよう、という本だったりする。

そしてその根底にあるのは、

１．成功するかどうかは運次第
２．運をつかめるかどうかは努力次第

というよく言われている一般則。

その一般則が正しいらしいことを裏付けるための
エピソードを読みやすいストーリー仕立てで提供してくれるところにこの本の価値がある。

本のメッセージを要約するとこんな感じ。

１．リターンの大きい賭けをすること
２．ダウンサイドリスクを下げることに頭をつかうこと
３．一回で成功できる可能性は低いのでたくさん賭けられるように頭をつかうこと
４．偶然のチャンスを手に入れられるように心と目をちゃんと開いておくこと

起業を考えている人はもちろん、
たとえばミュージシャンとか小説家になりたいプロクリエイター志望の人にもヒントになると思う。