都市と都市 (ハヤカワ文庫SF)
評価 : (4.0点)

二つの国家が存在する、二重都市が舞台である。国境があちらこちらに存在する…というとベルリンを思い出すのだが、物理的な壁が存在するわけではなく、あくまで「二重に」存在しているという都市と都市。
<見ない>ようにするっていったい???

舞台設定に気をとられちゃいますが、ことの発端は殺人事件。SF苦手な人もサスペンスとして読みやすい。

設定に一つ大きくて奇抜な「嘘」があるだけで、物語自体はリアルな現代を舞台にしていて読み応えがある。
ぜひ一読。


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