従来のともすると冷戦一色で覆われがちな戦後アジアの国際政治像に、「脱植民地から開発へ」という、おそらくはより根源的な意味を持つ歴史軸を交差させて立体的な見取り図を描いた上で、その中に戦後日本を位置づけること、それが本書で試みたいことである。
--出典: 「海洋国家」日本の戦後史 (ちくま新書)
「安閑園」とは、私が幼少時代の大部分を過ごした台南市郊外の屋敷の名前である。……私はそこで、普通思春期とか青春時代とかいわれる最も多感でもの思う時期を過ごした。南の国では時は限りなくゆっくり進む。あるいは私が子どもだったためにそう感じたのかも知れないが、安閑園では日々すべてが新鮮であり、時はつねに何物かを刻印しながら静かに流れていた。
--出典: 安閑園の食卓 私の台南物語 (集英社文庫)
東南アジアに関する授業の最初に、私はいつも学生に東南アジアのイメージをキーワードで聞いてみます。(…)非常に簡単にまとめてしまえば、「熱帯の発展が遅れた貧しい地域、それが故に豊かな自然が残る魅力的な観光地」でしょうか。しかし、東南アジアは決して「発展の遅れた貧しい地域」という後進的なイメージだけでは捉えきれません。そこは、非常に「活気」のある場所でもあります。
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