私の人生で私が大切だと思うものはすべて、自分の考えていることを口に出さず、ひとが私に言わせたいことを言うという犠牲のもとにかちとられたものだ。
人々が道を行き交います。彼らはいつも、きちんとした理由があって、街のある地点から別の地点へと向かっているのでしょうか。
確かに、何人か呼び止めて聞いてみたとしたら、人々は「仕事に行く途中だ」「薬局に行くんだ」などと答えることでしょう。でも、もし、本当に訊ねてみたら、答えられずに困惑する人もいるのではないでしょうか。毎日同じ時刻に、どんな天気の日でも、同じ行為を繰り返さずにはいられない、この可哀想な青年のように。
確かに、何人か呼び止めて聞いてみたとしたら、人々は「仕事に行く途中だ」「薬局に行くんだ」などと答えることでしょう。でも、もし、本当に訊ねてみたら、答えられずに困惑する人もいるのではないでしょうか。毎日同じ時刻に、どんな天気の日でも、同じ行為を繰り返さずにはいられない、この可哀想な青年のように。
--出典: 海に住む少女 (光文社古典新訳文庫)
せいぜい自分に恥をかかせたらいいだろう。恥をかかせたらいいだろう、私の魂よ。自分を大事にする時などもうないのだ。めいめいの一生は短い。君の人生はもうほとんど終わりに近づいているのに、君は自己にたいして尊敬をはらわず、君の幸福を他人の魂の中におくようなことをしているのだ。
--出典: 自省録 (岩波文庫)
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