semotaren
ライブラリ 9 册 | 詳細レビュー 6 件 | 引用 10
一行紹介

作家志望。一ヶ月に一作は読めたらいいな。


※ 50文字以内で自己紹介をしてください。
自己紹介


※ 1000文字以内で自己紹介をしてください。
プロを目指す文章術
評価 : (4.0点)
インストール (河出文庫)
評価 : (4.0点)
ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)
評価 : (4.0点)
蛇にピアス (集英社文庫)
評価 : (3.0点)

平易な文章ですごく読みやすかった。アウトローな生き方って力強くてとても脆い。たぶん、日々なにかをがんばってる人はこれを読んで「あーあ」ため息をつきたくなると思う。価値観が反転したような、裏側の世界。十代後半から大人になるまでもそんなダイヤモンドみたいな時期だと思う。自分が何者か、どんなことに対してどんな風に思うのか、明確にしたがる。それは自分をよく知らないことの証でもあるんじゃないか。当たり前の喜びとか怒りとか、そういうものってなんなんだろうと考えさせられる。大丈夫。なにが大丈夫なのかわからない。でも大丈夫。確かにそんな時期だ。


NHKにようこそ! (角川文庫)
評価 : (3.0点)

岬ちゃんのためならおれだって命を投げ出せます。岬ちゃんのためなら死ぬ気で働きます。岬ちゃんのためならひきこもりやめます。岬ちゃんをひたすらに愛する本、それが「NHKにようこそ!」です。こんな可愛い女の子との出会いがあるならおれだってひきこもります。みんなひきこもります。世の中はひきこもりと宗教勧誘娘だけになります。
とても読みやすく、ラストは思わずほろりとします。主に岬ちゃんが可愛いせいで。


風の歌を聴け
評価 : (4.0点)

いろいろな想像ができる。人物について、世界観について、物語について。ジェイは男なのか女のなのか。D.Jは何者なのか。病気の女の子は誰なのか。ビーチボーイズの女の子のこと。そして村上春樹の遊び心ことデレク・ハートフィールド。それらのよくわからない人やものについて想像を巡らせてこの本を読むと、ボクは温かい気持ちになれる。それぞれがちりばめられたピースのようなものだ。かちりと合わさることなく物語は幕を閉じるけれど、ただ彼も彼女もちゃんと世界の中にいる。


異邦人 (新潮文庫)
評価 : (4.0点)

見よ!人間の不条理を!と言わんばかりの作品。母親の死に涙を流さないことが、太陽のせいで人を殺すことが、ありえないことだとでもいうのだろうか。かと思えば一人の平凡人の長所が、罪人になった途端に圧倒的な罪となる。ムルソーはせめて彼の死の瞬間、彼を裁き悪人だと言い放った民衆が同情することを許さず、憎悪をもって見届けさせることこそ自分の死の意味であり、それを願ったのかもしれない。


国境の南、太陽の西
評価 : (4.0点)

国境の南にあるなにかうすぼんやりとした陽炎のような、けれどすばらしいなにかに思いを馳せるほど、彼らは太陽の西へと追いやられていく。そこではすべてが無味乾燥で太陽はただ沈むばかりだ。がんじがらめの彼らはまるで時間と運命のまにまに生きていくようで。
誰だって過去を清算しながら生きている。過去を引きずりながら生きていたって未来にはなにも見えない。それでもそんな生き方をせずにいられないのだとしたらそれはとても不幸なことだ。もし、その過去を再び清算する機会が訪れたとしても、それはもう遅すぎるときなのかもしれない。
今できることを精一杯に、誰だってそう言うのだ。


ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)
評価 : (3.0点)

正義のヒーローになろうがなんになろうが、あのころ考えることとか悩みとかはたぶんみんな同じようなものなんだ。雲のようなもやもやした捉えようのない不安とか。そんなもの。だからみんなが心のどこかで、ある日突然チェーンソー男が空から降ってくることを待っている。


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