シュルレアリスム宣言・溶ける魚 (岩波文庫)

著者
出版者
岩波書店
価格
¥693

評価・詳細レビュー

(3.0点)
シュルレアリスム宣言とありますが、実際のこれは『溶ける魚』のまえがきの様なものです。シュルレアリスム運動は時とともにその考えを変質させていきますが、その中にも一貫した理念が備わっています。その理念を理解する為にも、シュルレアリスムに興味がある人は絶対に一度は読まなくてはならない本です。

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(2.0点)
 『溶ける魚』のほうは自動筆記で書かれたものなんだけども、詩のところで書いたのと同じで、よほど暇であったり情緒不安定であったりすれば別として、基本的におれには楽しみ方がわからない。
 ブルトンが「小話」と読んだこれらの文章は、安部公房の『笑う月』のように虚実入り混じる小説とも日記ともつかない内容だということだが、外国のことだからよくわからん。もしブルトンが日本人だったとしてもわからんのだろうけど。
 前半の『シュルレアリスム宣言』は巌谷國士によれば『溶ける魚』のまえがきが長くなってしまったものらしい。ちなみにこちらにも「作文」だとか「詩」だとかがちりばめてある。
 前半だけでいいという人には中公文庫から生田耕作訳の『超現実主義宣言』が出ている。

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