百億の昼と千億の夜 (秋田文庫)

(5.0点)
光瀬龍のSF小説が好きだ、という現代作家は結構多くて、例えば押井守なんかもエッセイとかで読め、読め、って言ってたと思うんだけど、結局読んだことがない。
つい最近まで古本で恐ろしくプレミアが付いていたらしい萩尾望都のコミカライズが文庫化されて、今では普通に読めるようになったので買ったけど、実際すごい内容だった。ブッダ、阿修羅、キリストなど、宗教的な意味合いが強い人物が、過去や未来、時空を超えて、戦うというお話。最終的な戦いの相手は宇宙そのものというのか、観念的な方向へ向かうので理屈っぽいのが嫌いな人には向かないかも。
ネタバレだけど、ラストで孤独の地平に立った阿修羅は、劇場版「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」の中で決闘のテーマに使われていた「シュラ」という曲のモデルなんじゃないだろうか、と勝手に思ってる。

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