若者はなぜ「就職」できなくなったのか?―生き抜くために知っておくべきこと― (どう考える?ニッポンの教育問題)
(高校新卒での)就職の代替としての進学というルートが存在していることが、日本においては、高卒後「無業」のままの若者たちが、大量に街にあふれ出るといった事態を防いでいるのです。この意味では、今日の大学や専門学校という存在は、冷徹に観察すれば、若年層における「潜在的な失業人口」をプールする場所として機能しているということができるかもしれません。(p71)
若者たちは、その手の支援や「マッチング言説」に踊らされてしまって、あるいは囚われてしまつて、場合によっては、自分に合った職業や自分にふさわしい「やりたいこと」探しに明け暮れ、結局は、何も選択することができなくなってしまうのではないでしょうか。(p.186)
仕事もしてみないうちに、その職業と自分とのマッチングを判断しようなどというのは、最初から発想が“転倒”しているのです。にもかかわらず、そうした“転倒”をあえて若者たちに強いようとしているのが、最近のキャリア教育・キャリア支援であるように、少なくとも私には思えてしまうわけです。(p.186)
タグを入れることで、書籍管理ページで、タグ毎に書籍を表示することが出来るようになります。
また、スペース区切りで入力することで1つの書籍に複数のタグをつけることもできます。
※注意: このタグはあなたの管理用だけでなく、書籍自体のタグとしても登録されます。あなた以外の人に見られても問題ないタグをつけてください。
また、スペース区切りで入力することで1つの書籍に複数のタグをつけることもできます。
※注意: このタグはあなたの管理用だけでなく、書籍自体のタグとしても登録されます。あなた以外の人に見られても問題ないタグをつけてください。
友人に本をおすすめする
相互フォローしている友人がまだいません。