子供を就職させる本―親が読む子供のための就職ガイダンス
けれど、親は社会や会社をよくわかっています。なんといっても会社で働いている・働いた経験があるということが、子供と就職について話すきっかけとなるのです。
「うちの課に新入社員が来たんだ。こんな仕事を任されているよ」
「会社には異動というものがあって、ずっと同じ仕事をするわけじゃない。父さんは新入社員のころ営業だったけど、その後商品企画からマーケティング部に変わったんだ。ジョブローテーションって言うんだけど、会社ではいろいろな仕事ができるもんだよ」
こんな風に子供にもっと仕事と会社の話をしてみてください。ただし「就職どうなっているの?」と問い詰めず、親の仕事での実体験を話してみるのです。