ハーバードの「世界を動かす授業」 ビジネスエリートが学ぶグローバル経済の読み解き方
ハーバード・ビジネス・スクールが誇るAMP(上級マネジメント・プログラム)
ヴィートー教授が教える科目はBGIE(Business, Government, and the International Economy)。その名前が示すように、国際経済をビジネスと政府の役割をまじえながら学んでいく。  教授の世界経済の見方は、それぞれの国は発展の軌道を持つと考え、大きく8つの軌道に区分している。いまや世界経済の中心とも言えるアジアの高度成長。債務危機に苦しむラテンアメリカ、アフリカのルネッサンス、イスラム諸国の台頭、ロシアと東欧のポストソビエトの構築、欧州統合の試み、巨大な借金に苦しむ超大国アメリカと日本。そして地球規模の環境問題。本書ではこの軌道区分をさらに発展させ、新たな切り口で世界の読み解き方を示していく。