おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか? (NHK出版新書 431)
マサチューセッツ工科大学の先生がこう言いました。「(略)最先端の科学をいくら教えても、世の中に出て行くと、世の中の進歩は速いものだから、だいたい四年で陳腐化してしまう。そうするとまた勉強し直さなければいけない。そんな四年で古くなるようなものを大学で教えてもしようがない。そうではなく、社会に出て新しいものが出てきても、それを吸収し、あるいは自分で新しいものを作り出していく、そういうスキルを大学で教えるべきでしょう」