文章読本 (中公文庫)
評価 : (4.0点)

 やっぱりこっちに書くわ。
 文章を書きたい、創作をやりたい、と思った時、自信のない人はやはりアホヅラ下げてでも「どう書けばいいですか?」を訊きたくなるものである。しかしネットなどで訊いたらどんな罵声を浴びせかけられるとも知れぬ、というわけで本を読もうということになる。なったのだ。
 入門書というのはけっこうあるが、知らない人の本を買ってもしょうがない。知っている作家は入門書など書いていない、どうしよう、というときに見つけたのがこの本。もっとも谷崎は『刺青』しか読んだことがない。
 のちに三島由紀夫などに批判されるように、初心者をその気にさせちゃう一冊である。なったのだ。


参考になった人:0人   参考になった