ミスター・ヴァーティゴ (新潮文庫)
評価 : (3.0点)

 おれの読んだ最新のオースターの小説。いや、おもしろかったよ。
 この次に翻訳が出たのが『ティンブクトゥ』という犬の小説なんだけど、あらすじだけ読んでなんか「いいや」ってなってしまった。そんなに多作ではないから小説はけっこう読んじゃったというのもあって、それからオースターは追わなくなった。新刊でるまでけっこう空くしね。
 また読んでみるのもいいような気がするけれど、きっともう読まないだろう。
 というのはオースターの小説にはけっこうある。いずれまた会おうと約束して、結局会わない、しかもこれといった理由はない。それがすごくリアルだと感じたんですな。まあこの小説の話じゃないけど。


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