高大接続の“現実”―“学力の交差点”からのメッセージ
評価 : (5.0点)

著者に会ってみたい。教育困難校の実態が手に取るようにわかるだけでなく、そこでの信頼関係の重要性も。高校までの受動的な学習から大学での能動的な学習への転換をいかにスムーズにするのかがいま問われているのではないか。それは従来の大学が高校生を授業に受け入れて単位を交付するような高大連携では解消できない問題である。また「高大接続」というタームは「高大接続テスト」のように入学者選抜の段階で語られがちであるが、大学が高校の実態をしっかりと把握することで生まれる連携が問題になるのではないだろうか。そしてそこでは、カタリバが大学で展開しようとしていることこそが求められているのではないか。


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