哲学の教科書 (講談社学術文庫)
評価 : (4.0点)

 教科書となっているが、哲学史などを学ぶものではなく、どの哲学者がどうだという話はほとんど出てこない。予備知識なしでも哲学的な命題に取り組めるという内容になっている。中島に言わせれば「哲学者」と「哲学学者」はまったく違うという、最近話題の評論家とキュレーターの関係のようなことを言っている。
 内容はむつかしいが、「難しくて読めない」というものではない。


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