いつか記憶からこぼれおちるとしても (朝日文庫)
評価 : (4.0点)

ある女子高生グループ数人の日常を描いた作品。短編ごとに同じタイムライン上の1人1人の視点で描かれており、外側からの視点、内側からの裏の視点が見えて面白い。
この世代の人物を江國さんが書くのは意外な感じがしたけど、文章とその空気感はいかにも江國香織作品。状況や心境の捉え方、巧みな描写の表現力は最高。



参考になった人:0人   参考になった