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一行紹介

ノンフィクションが好きです。


※ 50文字以内で自己紹介をしてください。
自己紹介

もっと読むペースを上げたい。昔は速読できたのに・・・。


※ 1000文字以内で自己紹介をしてください。
アンダーグラウンド (講談社文庫)
評価 : (4.5点)

オウム真理教 地下鉄サリン事件の被害者へ、村上春樹氏がインタビューして書いたノンフィクション。

新聞などのインタビューのように事件の事だけを訊くのではなく、被害者その人のこれまでの人生から事件当日、そして今に至るまでを訊いているのがとても印象的です。
それぞれの人生を歩んできた「普通」の人達が、たまたまその時その車両に乗り合わせていただけで、突然事件に巻き込まれてしまったんだということがよく分かります。

さすがは小説家という感じで、読み物としても興味深く(という表現は被害者の方に失礼な響きがありますが)、切ないというか何というか、色々感じさせられました。
このようなスタイルのインタビューが広まり、新聞などでも読めるようになれば良いと思います。

ちなみにこの続編の『約束された場所で―underground 2』は元オウム信者へのインタビュー。こちらは(宗教家らしく?)複雑な表現が多いために全て読み切ることはできませんでした。
しかし、「オウム信者も普通の人だ」というテーマは重いと感じました。

この本で興味が出て村上春樹氏の小説を読み始めましたが、インタビュアーとしての村上春樹と小説家としての村上春樹は大分違いますね。少し驚きでした。


1Q84 BOOK 1
評価 : (3.5点)

BOOK1~3までを通したレビューです。
初めて読んだ村上春樹作品は『アンダーグラウンド』(ノンフィクション)で、これが初めての村上小説でした。
単行本より文庫本の方がふりがなが多く、6冊に分かれているので読みやすかったです。

長く(悪く言えば冗長?)、クセがあるので、人を選びそうですね。
幻想的なテーマで、作品に入り込めれば楽しめると思います。
私が特に印象に残ったのは高速道路のシーン。夜の高速道路の画像が見たくなってGoogle検索で探したりしました。
性的な描写がそこそこ多いのと生々しいのが気になりましたが、それも演出の一部なのでしょうか。

遠回しな表現や読み終えても残る謎など、全てを理解することはできませんでしたが、雰囲気を楽しむことができたので全体としては満足です。
深読みが好きな人はさらに楽しめるかもしれませんね。


真実―新聞が警察に跪いた日
評価 : (3.5点)

http://honz.jp/articles/-/40475 で知りました。
北海道警察の圧力に易々と屈し、社員(同僚)を平気でスケープゴートにしようとする北海道新聞社の体たらくっぷりがすごい。

また、本題ではないが、終盤で明かされる『泳がせ操作失敗、大麻国内流入』事件が、実は道警が暴力団の大麻密輸を意図的に見逃したものだという話にも驚き。
これは、元道警の 稲葉圭昭 氏が書いた『恥さらし(講談社)』という本に詳しく書かれているようです。

合間に書かれている、著者が新聞奨学生になって新聞と出会った時の話や、新米記者の時のエピソードなども良い。(むしろこっちの方が興味あったかも)

「裏金報道」から6年以上が経ち、裁判のための資料準備をしている最中、当時の事が思い出せなくなるシーンでは、
どんな小さな事でも、一々記録しておくべきだと感じました。(特にマスコミ取材では)

裁判の被告という立場から書かれているので、原告(道警元幹部)は悪く書かれているだろうということや、
北海道新聞社を退職して高知新聞社に転職したという立場なので、道新は悪く、高知新聞は良く書かれているだろうと言うことはあるでしょうが、
もし何かタレコミをするときに、北海道新聞社には持ち込みたくないし、調査報道に力を入れる高知新聞は応援したいと思いました。


舟を編む
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