寓話〈上〉 (岩波文庫)

著者
出版者
岩波書店
価格
¥735

評価・詳細レビュー

(4.0点)
 寓話というのはそもそも比喩を使った教訓なんだよね。
 ラ・フォンテーヌはルイ14世の長子に向けて書いたりしたけども、長いこと様々な人に読まれていると作者の意図と作品の解釈はどんどん離れてくる。いずれ教訓という部分は見えなくなってくる、という具合でぼくは「寓話」ということばを捉えています。お前が意味わかってないだけだろ、と言われればそれまでですが。
 これはイソップの寓話を下敷きにした詩らしいんだよね、すべてではないそうだけど。
 イソップは岩波の寓話集を立ち読みしたことがあるけど、たとえば『金の斧』でwikiを見てもらうと、まさにここにあるような簡単な「教訓」の説明が全部の話の最後についていて、とてもがっかりした。読み終わって何か感じる前に嫌でも「教訓」が目に入ってくる。好きに読ませてほしいと思うんだよ。せめて最後のページにまとめるとかなんとかできなかったのかな。
 あ、この本は簡単な訳注がついているだけです。
――引用――
「もうたくさん」と田舎のネズミは言った。
「あしたはわたしのうちへいらしてください。
あなたのように、王さまのごちそうを
自慢できるわけではありませんが、
邪魔しにくるものはありませんし、
わたしはゆっくり食べるのです。
では、さよなら。心配で味がなくなる
楽しみなんてごめんです。」
(『都会のネズミと田舎のネズミ』)

参考になった人:0人   参考になった
ウィッシュリストへ追加
非公開
タグ

メモ


ライブラリへ追加
非公開
評価
 
読書ステータス
つぶやく
タグ

メモ


タグを入れることで、書籍管理ページで、タグ毎に書籍を表示することが出来るようになります。
また、スペース区切りで入力することで1つの書籍に複数のタグをつけることもできます。

※注意: このタグはあなたの管理用だけでなく、書籍自体のタグとしても登録されます。あなた以外の人に見られても問題ないタグをつけてください。
ウィッシュリストからライブラリへ移動
評価
 
読書ステータス
つぶやく