プロデューサーズ―成功したプロジェクトのキーマンたち

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tell-k 
shin が めっさ引用を追加してるから、とりあえずウィッシュリストに入れとく

評価・詳細レビュー

(2.0点)
成功したプロジェクトのキーマン(プロジェクトマネージャ、経営者、プロデューサーなど)にインタビューをし、プロジェクトの成功の秘訣をそこから学ぼうというテーマの本。題材となるプロジェクトは9つ。
全体を読んでみて、取り上げているプロジェクト自体は全く業界が異なるものにばらけていて良いのだが、インタビューアーの質問が深いところまで掘り下げられていないため、ありきたりな回答が少なくない。もっと、具体的な売り上げや数値、プロジェクトの期間や、そのフェーズごとの細かい話を聞いたり、同業種の似たような会社や商品と比べてどうなのかや、キーマンがプロジェクトを成功させるために役だった若い頃の経験の話などについて詳しく突っ込んで欲しかった。字が大きいのが読みやすくていいのだが、個人的にはもっと小さい字で内容をいっぱい詰め込んで欲しかった。
ただ、9つ全てがひどいわけでもなく、特に個人的には、
- 絵本シリーズ「くまのがっこう」相原博之氏のフレームや考え方
- クリエイティブスタジオ SAMURAI 佐藤悦子氏のデザインを言葉にすること
が印象に残った。1600円じゃなくて、2500円くらいでいいのでもっと深掘りしたインタビューものを読みたい。

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引用

以前、佐藤(可士和)が「言葉にできないからビジュアルにしてる」と言ったことがあります。ある意味正しいですが、考えがあってそこに至ったわけですから、必ず考えたことを言葉にできるはずなのです。私にしつこく聞かれて彼も苦しいと思いますが、それでも「納得するまで考える」しかありません。それを繰り返すうちにだんだん訓練ができて説明も理論的になってきますし、言葉にたどり着くまでの時間もかなり短縮できる様になってきます。 〜 佐藤悦子 P158
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おしゃれでかわいいだけの絵本は、普遍的な世界観とかコンセプトがないから弱くて広がらない。それに対して「くまのがっこう」は普遍的でベーシックな世界観と「今」的なディティールとを組み合わせていて、そこが最大の武器ですね。〜 相原博之 P131
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絵本のキャラクターは何十年もスタンダードで指示されていくものなので、最初に定番のポジションさえ作れれば、非常にローコストでリターンの大きいビジネスです。それに比べてアニメはオンエアするのに何億も投資し続けないといけないわけですから、常にハイリスクだと考えます。絵本やキャラクターの世界は、マーケティングとかブランディングといった考え方が希薄な業界なので、僕としては戦いやすかったということはありますね。〜 相原博之 P128
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