mryuheiさんが評価・詳細レビューをつけました。
辺見 庸(著者)
評価 :
  • mryuhei 今年2月のブクブク交換会でいただいた一冊。食をテーマにしたルポルタージュだけど、読む前に想像していたほど食が中心ではなくて、世界各地の難民や事故の犠牲者たちの苦しみや悲惨さを、人間生活の根本である食を通じて見つめる一冊だった。非常に重い内容だったけど、世界の貧困や差別や、そういったものごとを考えさせられた。

    本書は1994年に上梓されたものだけど、それから20年以上が経った今になって読むと、日本の失われた20年やグローバリゼーションの進展に伴う格差の拡大により、本書が予言していたような「飽食の国・日本」の崩壊がまさに実現しているように思う。その観点で、本書を読む今日的な意義はより高まっていると感じた。
    2015/06/27 21:33

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