21世紀家族へ―家族の戦後体制の見かた・超えかた (有斐閣選書)
一家の子ども数は二人になりました。それぞれの家は純粋な父系制、すなわち男の子が跡を取り、女の子は他家へ嫁に行くシステムをとることにします。次男(あるいは非跡取り)は家を出てもいいけれども、とにかく一人は男の子が残る。そして、女の子しかいない家は潰れるということにします。さて、そうすると、潰れる家は何軒に一軒の割合で生じるでしょうか。(p203)