21世紀家族へ―家族の戦後体制の見かた・超えかた (有斐閣選書)
これからの時代、主婦になる選択をする女性は、遠からずまた経済的等の理由で仕事につく可能性が大きいこと、仕事につかない場合は主婦特有の悩みにとりつかれる恐れが少なからずあることを知っておくべきです。そしてそういう状況に自分はどう対処するのかを、あらかじめ考えておく。子どもが小さいうちも、自分のアイデンティティの拠りどころとか生き甲斐を家庭生活以外に持ち続けておく、できれば社会ですぐにでも通用するように自分の能力や技術を磨き続けておく、そんな心がけがあれば、ずいぶん違うのではないでしょうか。(p168)