免疫ネットワークの時代―複雑系で読む現代 (NHKブックス)
仕事は決められた仕方で進めるもので、偶然性とはいうのは仕事にとっては本来のものでない、と私達は考えがちですが、実際には偶然性が私たちの仕事を支えているといってもよいでしょう。明日もまた頑張ろうという気になるのは、たまたま出会った友人や昔の仲間から得た、励ましのためであることも多い。仕事は必然の手順にしたがわなくてはならないでしょうが、その必然はより大きな偶然が支えているというのが、ありのままの仕事の場のようです。(p34)