文体模写とパロディーにおいては、すなわち第三タイプの言葉のうち最初の二つのバリエーションにおいては、作者は他者の言葉を自分自身の意図を表現するために利用する。それに対し、三つ目のバリエーションにおいては、他者の言葉は作者の発話の枠外にとどまっているのだが、しかし作者の発話は他者の言葉を考えに入れ、それと関係づけられているのである。(p.393)
--出典:
ドストエフスキーの詩学 (ちくま学芸文庫)
文体模写とパロディーにおいては、すなわち第三タイプの言葉のうち最初の二つのバリエーションにおいては、作者は他者の言葉を自分自身の意図を表現するために利用する。それに対し、三つ目のバリエーションにおいては、他者の言葉は作者の発話の枠外にとどまっているのだが、しかし作者の発話は他者の言葉を考えに入れ、それと関係づけられているのである。(p.393)