ユーザビリティエンジニアリング―ユーザ調査とユーザビリティ評価実践テクニック
では、"想定ユーザ"を決めれば事足りるのでしょうか。例えば「流行と自分らしさの調査和を大切にする大人のユーザ」という定義をしたとします。しかし、これでは設計チームメンバーが自分勝手なユーザ像を思い描くことができてしまうので、何も定義していないのと同じなのです。このようなユーザ定義を、アラン・クーパー氏はゴムのユーザ(elastic user)と揶揄しています。 P6