ドストエフスキーの詩学 (ちくま学芸文庫)
(真面目な笑話の)第三の特徴は、このジャンルがすべて意図的に複数の文体、多様な声を含んでいることである。…いくつかのジャンルで主導的役割を担っているのは、複声的な言葉である。つまりそこには、文学の素材としての言葉に対する根本的に新しい態度が登場しているのだ。(p.223-224)