十八世紀の長編小説は、(中略)伝記や回想録や旅行記や言行録の代替物であろうとしていた。それは出現したばかりの個人主義、市民を対象とする英雄崇拝の宣言であったし、その態度は次の十九世紀いにおいてもつづいた。(14P)
--出典:
樹液そして果実
十八世紀の長編小説は、(中略)伝記や回想録や旅行記や言行録の代替物であろうとしていた。それは出現したばかりの個人主義、市民を対象とする英雄崇拝の宣言であったし、その態度は次の十九世紀いにおいてもつづいた。(14P)