「週4時間」だけ働く。
P.62

4.ピッタリのタイミングなんてない

 昔、私は母親に、最初の子供、つまり私をいつ産むうかをどうやって決めたのか、尋ねたことがあった。答えはかんたんだった。「子どもはほしかったら、お父さんも私も遅らせる理由がなかったわ。子供を産むのにぴったりのタイミングなんてないのよ」。そう、そうなんだ。
 重大なことを決めるときは、タイミングなどどうでもよくなる。仕事を辞めるのにふさわしい時期を待つ?夜空の星々が1列にならぶのを待っているのと同じくらいありえない。人生の道の交通信号が一斉に青信号になることだって絶対にない。宇宙の意志があなたに対して陰謀を企てることもないし、あなたのためにわざわざお膳立てしてくれることもない。完璧な条件などありえない。「いつかやろう」は一種の病であり、あなたの夢は墓場まで持って行かれて実現することはなくなる。賛否両論を並べ立てても、双方に大した差はない。あなたにとって大事なことなら、そして「いつかは」やりたいと思っているならば、今、それをやろう。途中でコースを修正するのだ。
--出典: 「週4時間」だけ働く。
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