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◎ 聞くためのポイント ◎
(1)「聞く」ことに集中する
自分が話すことよりも、相手に話をさせる環境をつくることに集中します。コーチが会話を独占することはありません。
(2) 相手の話の先読みや、結論の先取りをせず、最後まで聞く
途中で口を挟まない。また、自分の先入観で話を聞かないことが大切です。
(3) 相手のノンバーバル(非言語)な情報を受け取る
コミュニケーションは言葉だけで成り立っているわけではありません。相手の表情やしぐさ、声のトーンなどが言葉以上のものを語ることがあります。
(4)「聞いている」というサインを送る
タイミングのよい相づちやうなずき、また、表情や目線で相手を安心させることで、より多くの情報を共有することができます。
(5) 沈黙を共有する
会話は、言葉と沈黙によって構成されます。相手が沈黙している時間は、新しいアイデアや正直な気持ちに向き合うために必要な「間」として捉える視点が必要です。
--出典:
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