ソーシャルブレインズ入門――<社会脳>って何だろう (講談社現代新書)
優秀な人が100人いる組織より、普通の人が1000人いる組織のほうが、さまざまな状況に対応できますし、部分としての機能は多少劣っても、全体としての生産性は高く、組織としてロバスト(頑健)です。

脳のとった戦略は、わたしたちの社会の拡張の仕方と同じように、人を増やす、つまりカラムを増やすために、皮質の層状構造を保ちつつ、しわをつくって横方向に表面積を拡張することだったようです。(22)