カウンセリングの理論
(Amazonのレビュー記事より)
心理療法についての各種理論(精神分析、来談者中心療法、行動療法、心理テスト、交流分析、ゲシュタルト療法、実存主義的アプローチ、論理療法)を手っ取り早く学べる。
日本で異なる心理療法について、一人の著者が書く例はあまりないが、クライアント中心の「折衷主義」(相手に合わせて,何でも使う)を主張し実践する著者は、むしろ誰かが一人で書いてみるべきだと、考えていた。自分が知ってるのは○○という療法だけなのでそれしか使いません、というのは、無論カウンセラー中心なのである。
どの章も実にシンプルかつ闊達。ひとつひとつの文章も短くて、しかも滋味にあふれる。たとえば精神分析の快感原則を「通俗的にいえば、掃除当番をさぼる心理である」、行動療法の消去(法)を説明して「つまり、仏の顔も三度まで。これが消去法である」などなど。
カウンセラーはそれぞれの技法を何十年もかけて学べない。だからこそ、カウンセラーの理論は、ここまでわかりやすくなければならなかったのである。
--出典: カウンセリングの理論
お気に入りにいれた人:0人   お気に入りに追加する