流れ行く者―守り人短編集 (偕成社ワンダーランド 36)
評価 : (5.0点)

一所に安住することから外れてしまった、流れ行く者の話。
そして子供の頃のタンダやバルサの話です。
タンダがめちゃめちゃ可愛らしくて癒されます。
バルサも大人になってからの頼もしすぎる彼女じゃない、まだ成長途中で色々なことを感じてる時期の女の子なので、なんだか新鮮です。そしてジグロはかっこいい。
話としては、結構大人向けなんじゃないかと思います。現に上橋さん自身があとがきで
“『獣の奏者外伝 刹那』がそうであるように、「ラフラ〈賭事師〉」も児童文学ではありません。”
とおっしゃってました。大人が読んでも色々考えさせられる一冊かもしれません。


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