A3【エー・スリー】
評価 : (5.0点)

人は多くの場合、「みたい」ものをみるし、「みたい」けど「みえない」ものに焦がれる。
だけど森は「みたくない」し、「みえない」ものを凝視する。
それを見続けることで、予定調和でない、いまの延長でないものが浮かび上がることを知っているから。

視点やアングルを変えるのではなく、みたくないと思う、その本質を問うところに、ルポライター森の真骨頂があります。

映画「A」「A2」は映像でしか表現できないものだったけど、「A3」は絶対に文字でしか表現できない。
大したもんです。


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