文章読本 (中公文庫)
評価 : (4.0点)

 今の二冊に比べると厚め。ここらへんになると堂々と自分以前の『文章読本』に言及している。
 第九章の「文体とレトリック」では大岡昇平の小説『野火』を使って基本的な修辞技法について説明しており、レトリックのちょっとした入門書としても優れていると云へるだらう。
 ちょほひとまちなは。


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