ぼくのドイツ文学講義 (岩波新書)
評価 : (4.0点)

 講義や講座物は、たいてい退屈なものである。はじめはちゃんと聞いているが、そのうち頭がモーローとしてきて、やがてコックリコックリしはじめる。かといって、あまりおもしろすぎるのも考えものだ。たのしく笑っていたのはいいが、あとで考えてみると、何を聞いたのか、さっぱり思いだせない。適度に退屈で、適当に息抜きのあるのがいいだろう。(まえがきより)
 まさにそんな感じ。


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