暗黙知の次元 (ちくま学芸文庫)
評価 : (3.0点)

 たとえば、歩くとき、歩いたことがない人に説明するつもりで、「歩く方法」を言葉で説明しなさい、と言われて出来る人はあまり多くはないと思う。おれはできないが、しかし歩くことはできる。という、簡単に言えば言語化されていない知識を暗黙知という。
 簡単に言わないと、その限りではなく、上の説明も正確であるとは言いづらくなる。
 この本は飛びぬけてむつかしいということはないが、おもしろいから読みな! というお勧めまではちょっとしづらいので、wikiでは満足できないという人なら読んでみたらいいと思う。まずは訳者解説から入るのが一番読みやすい。


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