絶対音感 (新潮文庫)
評価 : (3.0点)

 ちょっともったりしているというか、もう少しシェイプアップできなかったななあという気はします。
 内容はおもしろいですよ。たとえば戦時中、絶対音感を戦争に活用できないかという教育があったというんですね。エンジン音を聴いてどんな飛行機(爆撃機)が飛んでいるか、どの程度の高さを飛んでいるかを聴いて判断できるようにはできないかということを本気でやっていたと。他にも専門的な内容なんかもちょっとあったり、盛りだくさんすぎてもったりしているんですが、そういうのが好きな人は読んだらいいんじゃないのかな。400ページ近くあります。
 そういえば友人に電車を聴き分けられるやつがいるんだけど、あいつ絶対音感なのかなあ。


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