そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで (講談社プラスアルファ文庫)
評価 : (3.0点)

 何か池上彰っぽいタイトルですが。
 哲学・思想の本でとにかく読みやすいもの、というとたぶん小阪修平か竹田清嗣じゃないでしょうか。ちなみに竹田は西研と一緒に小阪の読書会なんかに参加していて、師弟関係という感じではないけど、お互いの本の中で名前を出したりしてますね。
 ぜんぜん哲学を知らない人にでもわかるように説明する、アカデミックな哲学ではなくて、哲学を使って何ができるか、ということに重点を置いているというのが特徴だと思います。
 まあざーっとっやっていくのでしょうがないんですが、ちょっと抽象的だなという部分もちょいちょいあります。でもとにかく入っていこう、という場合にはそれくらいのほうがよかったりしますね。もっと知りたいという欲求がでてくるわけですから。


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