李白詩選 (岩波文庫)
評価 : (3.0点)

 洋モノに比べればぜんぜんいけます。
――引用――
玉階に白露生じ
夜久しくして羅襪を侵す
水精の簾を却下するも
玲瓏として秋月を望む
――引用終わり――
 五言絶句です。意味はなんだかさっぱりわからないけど、まあ解説ついていますから。
 要は、階段の露がくつしたに染みて、水晶の簾をおろしても月が透明に光っている、という恋慕の隠喩らしい。これはけっこうおもしろく読みました。


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